Q. ホラクラシーって新たなライフスタイルですか?
A. まぁだいたいはそんな感じです。一言では説明し切れないので、詳細は弊社のインタビュー記事をお読みください。
BizZine - http://bizzine.jp/article/keyword/ホラクラシ―
Fledge - https://fledge.jp/tag/ホラクラシー

Q. 本当に投票だけで決まるのでしょうか?
A. 厳密には投票による選挙だけではなく、その後の社内検討、株主承認を経た上で決定となります。投票だけでの決定ではありませんので、安心して投票してください。

Q. 立候補制ですか?
A. 2017年現在、立候補制ではございません。ホラクラシーではリーダーは自然発生するものと考えているので、役員も同様に立候補ではなく自然発生が望ましいと考えています。よって100%ではありませんが、今後も立候補制になる可能性は低いかもしれません。

Q. ぶっちゃけダイヤモンドメディアのメンバーについてよく知らないんですが投票しても大丈夫ですか?
A. はい。投票だけでは決まらないので大丈夫です。もう少し詳しく言うと、弊社では重要な意思決定を多数決で決めることは絶対にしません。選挙による投票は、プロセスの一部でしかありません。

Q. 投票する時の基準は人それぞれで選んだらいいのですか?
A. はい、これまでの説明をご理解いただいた上で個人個人の価値観で投票いただければと思います。

Q. 社内外での一票の扱いは同じでしょうか?
A. 同じです。

Q. 投票結果と最終結果は公開しますか?
A. はい、全ての投票結果と最終結果は本サイトにて公開予定です。

Q. 新たに役員になったメンバーは、役員になったことによって感じたメリットやデメリットはありますか?
A. 社内においてメリットはありません。役員になっても給与も権力も増えません。むしろ法的責任や社会保障など不利なことの方が多いのが現実です。しかしながら社会一般における肩書の効力は存在しますので、そういった面で変化はあると言えますが、それをメリットと呼ぶかどうかは人次第だと思います。

Q. 役員って何やるんですか?
A. 役員になっていきなり特別な仕事をするわけではありません。立候補制ではなく、かつ選挙で決まりますので、役員になる前から会社の中で重要な仕事をしている人が自然と役員になるはずです。よって役員になった後も引き続きその仕事をしていただきます。

Q. 取締役は必要なのでしょうか?
A. 前述の通り、役割としての役員は必要としていませんが、代表1名は必ず必要です。それを前提として考えると、代表1人だけが役員として存在するのは組織として健全な状態ではないと考えています。例えば代表が不慮の事故に合ったり、精神的に正常に業務を執行できない状況が起こりえます。そんな時に組織を健全な状態に保てるように、取締役も若干名選任をしております。

Q. 役員って上下関係やヒエラルキーじゃないんですか?
A. ホラクラシーとヒエラルキーは相反するものという認識の方が多いかと思います。しかし、実際には相反するというものではなく、同じ目線で比べるものでもありません。例えば役職のような「仕組みとしてのヒエラルキー」は、仕組みを廃止すれば無くなります。しかし、実力による「自然発生したヒエラルキー」は無くすことはできませんし、無くす必要もありません。その仕事に詳しい人が意思決定すればいいですし、仕事のできる人には自然と仕事が集まります。もちろんその逆もありますし、会社を辞めていくかもしれません。ホラクラシーではそれすらも自然なものとして受け入れています。話がズレましたが、弊社での役員は役職こそ付いていますが、自然発生したヒエラルキーの中で上位という認識でしかありません。よって、「役員だから偉い」みたいな権利というものは実際の現場では存在せず、他のメンバーと同様の扱いになります。

Q. 社外取締役のような外部の役員を推すことはアリですか?
A. ダイヤモンドメディアにはそもそも取締役会がありません。また実際に取締役会や経営という独立した機能自体がありませんので、社外取締役が何をするのかが定まらない組織構造になっています。今現在は社外取締役を設けてはいませんが投票の結果によっては今後の検討材料に十分なり得ると思います。場合によっては顧問という形での関わり方を打診させて頂くかもしれませんね。

Q. 外部の人が当選したらどうなるのでしょうか?
A. 立候補制ではなく、社内検討、株主承認というプロセスがありますので、外部の方が当選するという可能性は高くはありません。ですが、もしもその状態で外部の方に票が多く集まった際には役員への就任をお願いする可能性は当然ございます。むしろそんなミラクルが起こる経営にしていきたいですね。

Q. 選挙で新卒に票が一番集まった場合はどうするのでしょうか?その場合は社長になるのでしょうか?
A. 可能性はあります。しかし前述の通り、投票だけで全てが決定するわけではございません。

Q. 能力に欠ける人が役員になったらどうするのですか?その場合は役割を変えたりするのですか?
A. まず立候補制ではないので、その段階で能力に欠ける人が役員になる可能性はすごく低いと思います。そして万が一役員になった後に、役員としての能力が足りていないっぽい雰囲気が出てきたら話し合ってどうするか決めます。ちなみにこのフローは役員だけの話ではありません。過去に同じようなフローで滝修行に出て、結果会社を辞めていった方もいますが、今も会社のイベントに参加したりしてくれています。

Q. 報酬はいくらですか?高いですか?
A. 報酬いくらと決まっているわけではなく、役員も通常の給与のフローと同様に自分で決めて、みんなで話し合います。ただし役員報酬は1年に1回しか変更できないので、変更頻度は年1回です。また金額は社内全体では高い方だと思いますが、それは役員だから高いのではなく、実力がある=給与が高い=役員になりやすいというだけの話ですので、役員かどうかと給与の金額は直接は関係ありません。

Q. 他薦のみ、自薦なし、というケースでの役員就任はあり得ますか?
A. 立候補制ではないので、自薦他薦というのはあまり関係ありません。自分に票を入れることもできます。

Q. 地方からのリモートでも役員は出来ますか?
A. 勤務形態は関係ありませんので、十分可能です。面白いですね。

Q. 選挙応援演説とか、候補者討論会とかあるんですか?
A. 現在は立候補制ではないので、ございません。

Q. 役員になる前となった後では仕事への意気込みは変わりますか?
A. 人によって様々ではないでしょうか。ただし、ダイヤモンドメディアでの役員はスタートではなく、結果としてなるものだと思うので、役員に当選する人はそれまでも役員みたいな意気込みでやっていると思いますよ。

Q. ダメ社員でも役員になれば仕事が出来るようになりますか?
A. ならないと思いますし、仮に周りから「ダメだなーこいつ」と思われている人が当選することはないでしょう。

Q. 選挙結果だけで役員が決まらないのに選挙をする意味はなんですか?
A. そもそもダイヤモンドメディアでは、機能としての役員を必要としていません。なので本当は役員も代表も決めたくはないのですが、会社法上どうにも出来ないことので、形式上だけでも役員を決めようとなりました。ただ決めるだけでは面白くないので、お祭り騒ぎにしようということで選挙になりました。

Q. 実際に役員が選挙によって入れ替わったり変更したことはありますか?
A. はい。頻繁にあります。代表の入れ替わりは今のところありませんが、取締役は過去3年間、毎回変更がありました。

Q. 投票結果を受けて現経営メンバーで検討する際、指針のようなものはありますか?
A. 弊社は成果主義ではありませんが徹底した実力主義なので、実力があるかどうかを最も考慮します。弊社の給与の一部には「実力給」という実力を鑑みた指標があります。この指標は社内と社外のマーケット相場で決まります。あとは人相とセンスと直感ですね。

Q. 役員選挙はずっとやっていくんですか?
A. 決めていませんが、役員の選任が必要なくなったり、もっと良い方法が見つかったら辞めるかもしれません。

Q. ダイヤモンドメディアに入ると空を飛べますか?
A. 飛べません。でも今まで見たこともない景色なら見れるかもしれません。

Q. ホラクラシーは合同会社やLLPの方がやりやすかったりしますか?
A. 正直なことを言うと、会社の規模や事業のフェーズで最適解が違ったりするという気がします。小さな規模の場合はどんな形態でも関係無いと思いますが、規模が大きくなるに連れて組織の意思決定スピードなどが鈍化していった時に初めて影響が出そうです。また、合同会社もLLPも同様に組織として労働と経営と所有の概念が分離されていません。企業体における三権分立は、基本的にはダイナミズムをもたらす良いものであると考えていますが、現在の株式会社は分離が行き過ぎて統合出来ていない(ステークホルダーの利害を一致できていない)という構造的な欠陥があると考えています。ダイヤモンドメディアは株式会社を発展させた新たな企業組織を目指してはいますが、今は株式会社という形態が最適であると考えています。

Q. アメリカのホラクラシーとダイヤモンドメディアのホラクラシーは違うように見えますが、何が異なりますか?
A. とても良い質問です。ブライアン・ロバートソンが生み出しアメリカで実践されているホラクラシーは、基本的にはチームや会議の運営メソッドになります(当社による解釈)。しかしダイヤモンドメディアの実践しているホラクラシーはそれを発展させた、より生物的な組織デザインになっています。大きくは「情報の透明性」「権力の消失」「給与相場システムの確立」という3点でアメリカのホラクラシーと異なります。